愛馬観戦記　R5-36地【ハバナビーチ　兵庫ジュベナイルカップ】

ハバナビーチ

※YGGオーナーズクラブから画像の使用許可を頂いています。

8月10日　園田11レース　兵庫ジュベナイルカップ　ダート1400m　3着

８月10日（木）園田11R　兵庫ジュベナイルカップ２歳登録馬　ダ１４００ｍ戦に出走し３着でした。

保利調教師

「理想の競馬が出来たかなと思ったんですけどね。

あの位置なのでプレッシャーをかけられるのも仕方ないですし、競馬の内容は悪くなかったと思うんですが、最後直線でカクッとなったと言ってたので心配ですね。

上がりの歩様もハコウしているので、厩舎に戻ってから良く確認致します。

すみませんでした。

それとゲートについては一度くぐろうとしたので、発走委員から注意を受けました。」

吉村騎手

「普段とか能検の時と違って、レースになるとパドックを周るという形になるので、テンションがどうしても上がってしまいますね。

普段は大人しいと聞いてるんですけど、そういう感じは全くなく、初出走の時もそうでしたが、まだ自分でコントロール出来ない感じでテンションが上がってしまって、先入れという事もあってゲートの中での待ってる時間も長かったので今日は行儀の悪い所を見せてしまいました。

そこからは何とか落ち着いてスタートはポンと出て、サッと2番手の良いポジションを取れましたし、道中の手応えも良い感じでしたけど、外から早めに動いてこられた分、直線に向いてしんどくなってしまったので、後ろの馬に差されてしまいましたけど、初めての実戦での1400mで勝ち時計が1分32秒を切るくらいなので合格点の走りではあったと思います。

あとはレースの展開のアヤだったりもあると思うので、結果は負けてしまいましたけど悲観するような内容ではなかったですし、しっかりテンも動けていますし、負けたのに上出来とかはないんですけど、しっかり走ってくれたと思います。

すみませんでした。

歩様の方は直線向いてちょっとしてから、なんかカクンとなるなと思ったんですけど、外の馬に一度交わされてるんですけど、そこから辛抱してもうひと踏ん張りしてくれたので大丈夫かなと思ってたんですけど。

帰ってきて止めようかなというくらいで左前だと思うんですけど抑え始めたので、そこはちょっと心配ですね。

厩舎の方で上がりを確認してもらえたらと思います。

この勝ち時計が32秒を切るくらいのペースの中で前付けで走ってますし、上積みは次もまだまだあるでしょうし、あとはゲートを出るまでのテンションをしっかりコントロール出来るようにして行けるかという所ですね。

あとは駐立ですね。

今日はみんなが入る前に行儀悪い所を出したのでまだ良かったですけど、スタートを切るタイミングでやってしまうとレースとしては話しにならないので、その辺は僕もコントロール出来るようにして行きたいと思います。」

レース後に歩様が悪かったためレントゲン検査を行った所、右前脚の蹄骨骨折が判明致しました。

亀裂の範囲が広く、競走馬として復帰出来る可能性は低いとの診断を受けて、ここで現役続行を断念し、競走馬登録を抹消することになりました。

会員の皆様にはまことに残念なことと存じますが何卒ご理解賜りたくお願い申し上げます。
なお、本馬の今後につきましては決まり次第ご報告致します。

保利調教師

「今日の走りを考えると、骨折がなければ勝ってたかもしれないという思いもありますし、2番手の競馬が出来るなら園田ではかなり有利に競馬が出来ますので、今後将来的にもとても楽しみな馬だと思った矢先の事なので、まだ馬も若いですし非常に残念です。

この馬の持ち味の前に行って粘るという競馬がこの先も見られると思っていたんですけど突然の事で。

他の手術が出来るような箇所の骨折であれば、時間がかかっても是非復帰を目指して頂きたいと思うんですが、体重がかかる蹄骨に完全に亀裂が入ってしまっているので、獣医が言うように、時間をかけて治癒したとしても、競走馬として本気で走れるのかどうか、痛みが出てやめてしまうんじゃないかという事になってしまうので、引退の決断をするしかないんですけれども、非常に残念です。

骨折した後もアドレナリンが出て走ってたんでしょうけど、何もなければあわよくばという内容だっただけに、そこは悔いが残りますよね。

もし繁殖に上がる事が出来るなら、ハバナビーチの子供も手がけてみたいという思いもあります。

このような結果になってしまい申し訳ありませんでした。」