インディチャンプ
※シルクホースクラブから画像の使用許可を頂いています 。
12月12日 シャティン7レース 香港マイル 芝1600m 5着
12/12(日)シャティン7R 香港マイル(GⅠ)〔芝1,600m・11頭〕5着[4人気]
ややモッサリとしたスタートから中団やや後方を追走します。3~4コーナーで外から押し上げていくと、最後の直線コースで馬群を捌いてジリジリと伸びてくるものの、上位馬を捉え切るところまでいかず、競走馬として最後のレースは5着でゴールしています。
C.スミヨン騎手「馬場の良いところと悪いところがハッキリしていたので、出来るだけ良いポジションを確保しようと考えていたのですが、スタートがもう一つだった為に、中団より後ろの位置取りになってしまいました。
ポジションを上げて最後のコーナーを回って行ったのですが、コーナー手前で他の馬と接触し、最後の直線では加速した時に前がクリアでない場面があり、それで進路を変えるのに減速するなど無駄な場面が2度ありました。
それがなければもう少し着順を上げていたかもしれません」
音無秀孝調教師「競走馬人生最後のレースは良い結果で終わらせてあげたかったものの、急遽乗り替わりになるなど、馬にとってはレース前から可哀そうでしたね。
C.スミヨンには、早く抜け出すとソラを使う癖があることをスタッフが伝えていたようですが、スタートがもう一つだったとはいえ、少しじっくり構え過ぎてしまいましたね。
勝負どころでは良い感じで上がっていくことが出来ましたし、そのまま外へ出していれば良かったものの、狭い内側に入れてしまったところが致命的でした。
勝ち馬が強かったのは確かなものの、スムーズならもう少し差を詰めていたと思います。
その中でも最後まで全力を出して掲示板を確保してくれましたから、インディチャンプの底力は見せてくれたと思います。
今のところ、レース後は特に目立ったダメージはないと厩舎スタッフから報告を受けています。
このまま問題なければ、15日の11時頃に香港を発ち、関西国際空港に到着後は輸入検疫のため、兵庫県・三木ホースランドパークへ移動することになっています。
その後は牧場へお戻しさせていただく予定ですが、これから反動が出てくる可能性もありますし、無事に帰国するまで気を抜かずにしっかり努めさせていただきたいと思います」
(シルクホースクラブHPから転載。シルクホースクラブから許可を頂いています)
インディチャンプが現役最後のレース香港マイルに出走しました。
本来その背中には福永騎手が騎乗しているはずが、香港スプリントでの事故が原因でスミヨン騎手に急遽乗り替わりました。
騎手は危険と隣り合わせで騎乗しているのが分かります。
インディチャンプにとって福永騎手が乗れなかったことは大きなマイナスだったと思います。
スミヨン騎手の騎乗がどうこうではなく、ここまで福永騎手がつきっきりで調整して、レースプランも組み立てていたはずなのでそれが本番で出せなかったのが5着という結果に終わった最大の敗因だと思います。
ラストランを飾ることはできませんでしたが、これだけ長い期間一線級で活躍する馬も珍しく、しかも安定感は抜群です。
一度も不可解な負けはなく、レースでは常に力を発揮してくれる素晴らしい競走馬でした。
まずは無事に日本に戻り、来年からの仕事に備えてほしいですね。
インディチャンプ、お疲れ様でした!
※シルクホースクラブから画像の使用許可を頂いています 。
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