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映画「今日もどこかで馬は生まれる」を観て。 向き合わなければいけない現実

  

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以前の記事内で少し触れましたが、「今日もどこかで馬は生まれる」という映画を観ました。

この映画は、Creem Panという映画製作チームが製作しています。

引退した競走馬の多くが天寿を全うする前に生涯を終えているという現実と、この課題に向き合って生きている人たちの「人と馬との共生」をテーマにしたドキュメンタリー映画です。

 

この映画は、クラウドファンディングにより資金を集め、製作されており支援者、製作者の思いが詰まった作品になっています。

 

私は、このような映画が製作されている事を全然知りませんでしたが、たまたま、競馬情報サイト内で紹介されているのを見て興味を持ちました。

夫に言うと、夫も知りませんでしたが、作品紹介で夫が馬の勉強をしていた乗馬クラブが出ていて驚きました。

 

夫がその乗馬クラブにいるときから、乗馬クラブの代表は引退馬に関する活動をずっと行っていたそうです。

一口馬主をしているのもあり、この作品に興味を持ち、映画館で上映されるのを見に行こうと思っていましたが、上映場所、回数が少ないため、DVDの発売を待ちました。

本来、この作品は上映スケジュールをすべて終えてからの発売予定でしたが、コロナウイルスの関係で期間限定でDVDが販売されたので、さっそく購入しました。

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競馬ファンが見ているのは競馬業界の華やかな部分だけであることが分かります。

もちろん、競馬ファンもこういう現状があるということを薄々は感じているでしょうが、あまり触れてはいけない部分として見て見ぬふりをしてきたのではないでしょうか。

 

夫は前職でそういう仕事をしてきたので、このような現実は他の一般の競馬ファンよりは知っていますし、そのような現場も目の当たりにしてきています。

この作品では、馬に携わる様々な業界の人がそれぞれの立場からについての考えを語っています。

 

そんな中で、やはり夫は牧場のスタッフや経営者の声に共感できたと言います。

牧場のスタッフも自分自身が乗ってきた馬が幸せになってほしいと思っています。

そして多くの関係者が、自分たちの仕事、競馬が正しいことなのかという葛藤を抱きながら仕事をしていると言います。

だからこそ、長生きできるように、丈夫にそして、1勝できるような馬作りを目標にしてきたそうです。

 

競走馬は経済動物と言われます。

確かに、人間の娯楽のために生まれてきた生き物です。

だからこそ、人間はその命に責任を持つ必要があるのではないでしょうか。

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今は、昔に比べれば引退馬に関する取り組みも増え、認知もされてきましたが、まだまだ十分とは言えません。

個人ではできることは少ないですが、一人一人が現実を知り、声を上げれば大きな組織を動かすことができるのではないでしょうか。

例えば、国庫に納められている一部を、引退支援の取り組みに使えば劇的に状況は良くなるでしょう。

 

この作品は、競馬をする人は見るべき作品だと思います。

特に馬主、一口馬主は現状を知るためにも見なければいけません。

 

私は、競馬の華やかな部分しか知りませんでした。

引退馬がこんな状況に追い込まれている事も知りませんでした。

私のように、知らない人はたくさんいると思います。

一人一人がこういった競走馬たちの現状を知ることで、大きな動きができるのではないでしょうか。

 

この作品が、そういった活動のきっかけになってくれると信じていますので、是非鑑賞してください!

 

Creen Panのホームページ

creempan.jp

 

 

 

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